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価格:¥ 5,040
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人気ランキング : 6,717位
定価 : ¥ 5,040
販売元 : ビデオメーカー
発売日 : 2002-09-01 |
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古き良き銀座に思いを馳せて |
とうのたった銀座裏にあるバーの女給が、昔馴染みの客との間にできた一人息子を育てながら、銀座の裏町でひっそりと生きる姿を哀感たっぷりに描く。浮世を生きる女への成瀬美学の粋を堪能できる作品。1951年(昭和31年)。
高度成長前夜、銀座の街は都電が縦横に走っており、少し離れれば(おそらく新富町あたりか)、借家や長屋がひしめき、たくさんの人々が生活をしていた。築地川べりはまだ場末であり、魚をとるポンポン船がゆきかっていたのである。
当時の銀座には、大人たちだけではなく、子供達もたくさん溢れていた。四丁目交差点や路地裏を走り回っていた。道路はほぼ未舗装で、通りには子供がたくさん集まり、めんこや蝋石遊びに興じている姿が描かれている。また、バーに夜な夜な出没する大道芸人達のなかに子供がまじっている。子供も家計を支える稼ぎ手だったのだ。東銀座木挽町に住んでいたなぎら健壱が語る銀座がここにはある。
一直線に主題を追うのではなく、主人公雪子(田中絹代)の人物像や周辺の人間模様を、いくつものエピソードを絡ませてじっくり描く。シリアスに片寄らず、脇役達の丁々発止のやり取りやユーモアをふんだんに盛り込み、絶妙のバランスで緊張と緩和を対置させている。メインのエピソードである、ほのかに恋心を寄せる青年(堀雄二)との出会いは、物語も後半に迫ってからである。
はかなく散った恋と、結果として横槍を入れた女給の京子(香川京子・美しい)への嫉妬の目線が痛々しいが、恥らう香川京子のあまりの美しさと、雪子も交わした星座の話を持ってくるのは少々意地が悪い。
ラスト、悲しみを乗り超えた雪子が颯爽と橋を渡る姿には、人生に対するある決意を秘めたような凄みさえ感じさせられる。
本作がわずか87分の上映時間であったことに驚く。まさに職人芸!
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戦後間もない銀座界隈の風俗も見物 |
何か小ジャレた映画なのかと思ったら大違い。昔なじみの客との間に出来た子供を抱えながらバー勤めをする中年女性が主人公のお話。それを田中絹代が演じるんだから、まあ一見地味な印象は免れない。銀座のバーと言うより銀座の路地裏が主な舞台。
でも、この作品はコメディに近いものがある。金を持っていなそうな怪しい客との応酬とか、金持ちの2号に納まって余裕ある生活をする花井蘭子とのやりとりとか、そんな花井蘭子が所用でやむなく田中絹代に疎開先で知り合った「心の恋人」を東京見物させるよう依頼するくだりとか、「心の恋人」堀雄二の若干浮世離れした朴訥ぶりとか、見物中のおかしな出来事とか、帰宅後の田中絹代の浮き浮きした様子とか、翌日田中絹代が堀雄二にカマをかけるシーン(次の展開が苦いが)とか、あからさまではないけれど笑える箇所が多い。
もちろんそれだけではなく、成瀬映画を貫くテーマである「女のシノギ」が、この映画の田中絹代にも当然重くのしかかっているし、父親がなく母親も働きに出ているという環境に置かれた子供の健気な日常生活にもはっきりと焦点が当たっている。平凡だが心に沁みるセリフも多い。田中絹代が言う「目に見えないちっぽけな星」とか、春雄が言う「お母ちゃんはね...」とか。細かな風俗描写もさりげないがふんだんに盛り込まれていて見ていて飽きない。
戦後『めし』から復活したとよく聞くが、『めし』以前のこの作品も捨てがたい味がある。
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一部はドキュメンタリー |
成瀬巳喜男はメロ・ドラマの巨匠である、日本の4大監督の四人目という評価は過剰だろうとおもう、おそらく成瀬本人も「いやぁ、ぼくはちょっと、、、」と草葉の陰でつぶやいているとおもう、
「浮雲」という稀に見る大傑作を成した大監督ではあるが、全作品を通して観察すれば女性を主人公にしたまさに通俗的な大衆向けメロ・ドラマを最高水準で量産した大監督と評価すべきだろう、だからこそ海外で高く評価されている可能性も高い、
本作品は1951年公開、まだGHQによる日本占領期間中であるが画面からそれはほとんどうかがうことはできず、逆に日本の「復興の息吹」が画面から漂っている、
銀座の女給付きバーでの飲食料金が「30円」であることが強烈に時代を感じさせ、子供達が飲食店に行商に現れたり、まだ暖房が不充分なのであろう、店内でコートも帽子も取らずに痛飲する男達の姿もまさにその時代ならではとおもう、
劇半ばで田中絹代が観光案内するように復興されて行く銀座の町並みを紹介するシーンが貴重である、埋めたて直後の三十間堀、まだ橋の状態が残る三原橋、開業当初の銀座のトルコ風呂、などなど、成瀬は意図的に時代そのものをニュース映像のように撮影している、小津ができる限り時代色を消そうとしたことと実に対照的であるが、評者のような観客には成瀬映画鑑賞の大きな楽しみのひとつである、この点では銀座の飲み屋街がセットであることがとても残念、東野英治郎が背広姿、意外に似合う、の復興景気のにわか成金で田中絹代に迫るシーンで大爆笑できます、
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日本女性の素敵さが表現されています。 |
成瀬巳喜男作品は本当に女性を描くのが上手です。主演の田中絹代はもちろんの事若かりし時の香川京子も初々しくて素敵です。フランスで高い評価を得ているのが納得できます。レオス カラックスも成瀬映画は大好きみたいです。日本の古き良き映画です。
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素敵な映画です |
女性の心理を映画で表現する事に長けてる成瀬巳喜男の作品です。田中絹代も素敵ですが、香川京子も初々しくて可愛いです。また昔の銀座を今観るのもなんか新鮮です。なにげない日常がこうも素敵に描ける成瀬巳喜男がフランスで人気があるのが納得できます。これからもっと成瀬巳喜男の作品がDVD化になればいいと思います。